宝塚の宙組とは
そもそも宙組(そらぐみ)を説明する前に、まず皆さんにお伝えしたいのですが、宝塚歌劇団とは5つの組と、専科というどこの組にも所属しない集団によって構成されているのはご存知でしょうか?
宝塚歌劇団のファンにとってはこんなこと当たり前のことなのですが、宝塚歌劇団を知らない人にとっては5つの組があること自体知らない人も多いでしょう。
そこで、今回は宙組(そらぐみ)を紹介する前にまず、5つの組と専科の特色を説明したいと思います。
花組
宝塚歌劇団第1番目の組。
1921年に発足した最も歴史のある組のひとつ。
日本初のレビュー『モン・パリ』を初演。組名そのものの華やかさに、実力を兼ね備えた組として人気を博している。
イメージカラーは赤〜ピンク。
月組
宝塚歌劇団第2番目の組。
1921年に花組と同時発足。
『パリゼット』『花詩集』や、『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』などの大作を初演。
時代を映し出すように、常に新しく個性的な魅力を発揮してきた。
イメージカラーは黄色。
雪組
宝塚歌劇団第3番目の組。
1924年、旧宝塚大劇場の誕生とともに新設。
心の機微を描く日本物に定評があり『忠臣蔵』『るろうに剣心』など多彩な作品を上演。
また1996年には『エリザベート』を初演し成功に導いた。
イメージカラーは緑。
星組
宝塚歌劇団第4番目の組。
東京宝塚劇場の開場にそなえ1933年に新設。
2008年『THE SCARLET PIMPERNEL』を初演。組の名前に違わず、ゴージャスで存在感のあるスターを数多く輩出している。
イメージカラーは青。
宙組
宝塚歌劇団第5番目の組。
5番目の組として1998年に誕生。
東京での通年公演を実現した。
発足時より現代的でフレッシュなイメージがあり、迫力のあるコーラスも魅力のひとつ。大作『ファントム』を初演。
イメージカラーは紫。
専科
特定の組に所属せず、各組の舞台に特別出演して舞台を引き締めるスペシャリスト集団。
優れた芸の手本として、後輩の育成にも尽力する宝塚の宝箱的存在。
イメージカラーは黒〜グレー。
宙組(そらぐみ)とは、1998年に宝塚歌劇団第5番目として創設された組のこと。
宙組の特徴としては、創設以来長身の男役が多いことでも有名。
宙組に関して、分かって頂けたでしょうか?
宙組は宝塚歌劇団にとって欠かせない組です。
しかし、他の組のどこかがかけてしまっても宝塚歌劇団は成り立たなくなってしまいます。
それぞれの組がとても重要な役割を担っているのです。
スポンサーリンク